12月例会 九電への公開質問書&深層防護

12月例会


日時:2017年12月16日(土)14:00〜16:30
話題:(1)九州電力への公開質問書について
   (2)山本章夫氏(名大)「深層防護を改めて考える」(原子力学会)の紹介
     (話題提供:岡本良治氏)

<報告>

本例会では,玄海原発の再稼働に際しての九州電力への公開質問書の原案が示され,(1) 原子力利用における国際的な基準について,(2)過酷事故時の住民避難等の対策について,(3)過酷事故時の水蒸気爆発リスク対策について,(4)再臨界の可能性について,(5)通常運転時の健康被害について,(6)破壊工作から原発等を守る対策について,(7)基準地震動の設定値について,(8)玄海原発の「立地の適・不適」についてなどの項目についての検討がなされ,また,新たな項目について,世代間倫理の問題(「負の遺産」)や民主主義の問題についても入れるべきとの意見も出された.公開質問書は年内かあるいは年明け早々に提出する予定である.
次に,山本章夫氏(名大)の「深層防護を改めて考える」の講演スライドを用いての同氏の論考の紹介を岡本氏が行った.研究会終了後に,親睦のため忘年会を行った.

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