学習講演会「福島原発の現状と玄海原発の再稼働問題」
福島原発の現状と玄海原発の再稼働問題
安倍首相は,オリンピック招致の最終プレゼンテーションで「状況はコントロールされている」,「汚染水は,港湾内で完全にブロックされている」と発言しましたが,汚染水漏れ事故は続いており,福島原発事故は決して収束していないことが明らかになっています.いまだに,福島原発事故において何が起きたのかはっきり分かっていません.現在,事故を起こした福島原発について,汚染水問題や4号機の使用済み燃料の処理,除染,放射線被曝問題はどうなっているのでしょうか.
一方,原子力規制委員会では,玄海原発の再稼働に向けた審査が進められています.問題は,この審査の中で九州電力が提出した過酷事故に対する対策が極めて杜撰なものであることが明らかになっていることです.例えば,炉心溶融時に水素爆発や水蒸気爆発,さらにはコア・コンクリート反応(CCI)などに対する対策が取られていません.また,コアキャッチャーのようなヨーロッパの進んだ対策はまったく考えられていません.この過酷事故対策において,どのような点で問題があるかをつかむことは,再稼働を許さない運動をしていくうえで重要です.今回は,これらの点を学習していくために下記の講演会を企画しました.興味のある方は,繰り合わせてお集まり下さい.会場の関係で先着80名程度で締め切らせていただきますので,お早くお出かけください.
記
日 時:2013年12月7日(土曜日)開場13:30 開始14:00〜終了17:00
場 所:ふくふくプラザ 5F 視聴覚室(福岡市中央区荒戸3-3-39)下図参照
資料代:500円
プログラム
第一部:福島原発事故は今どうなっているか
(1)汚染水問題を中心として レジュメ
岡本良治(九州工大名誉教授) 発表資料
(2)除染と放射線被曝問題を中心として レジュメ
豊島耕一(佐賀大名誉教授) 発表資料
第二部:玄海原発の再稼働問題を考える
(1)九電の過酷事故対策の問題点 レジュメ
中西正之(元燃焼炉設計技術者) 発表資料
(2)コメント
北岡逸人(元柏崎刈羽市民ネット事務局長)
主 催:福岡「日本の科学者」読書会
福岡核問題研究会
日本科学者会議・福岡
連絡先:eisaku.miyoshi@kyudai.jp
電 話:092-522-8401
案内ビラはここにあります.