公開質問Q10と九電の回答

<公開質問Q10>

最後に,民主主義の問題もある.朝日新聞社が2017年2月18, 19日に実施した全国世論調査では,原子力発電所の運転再開の賛否について,「反対」は57%で「賛成」29%の2倍となっている.他の世論調査でもほぼ似たような結果である.いくら国(規制委)が認めたとしても,このような世論のもとで,しかも,安全性についての十分な保証もない中で,多くの国民の納得が得られない,玄海原発3,4号機の再稼働は,民主主義の問題としても許されないと考える.この点を九州電力はどのように考えているのか?

<Q10に対する九電の回答>

福島原子力発電所の事故を踏まえますと,地域の皆様が原子力発電所に対して不安を抱かれていることは当然のことと受け止めています.原子力発電所の拡張にあたりましては自主的・継続的な安全対策を積み重ね,絶えず安全性向上に取り組んでいくとともに,地域の皆様に安全対策等についてご理解いただき安心していただくことが何より重要と考えている.今後もface to faceのコミュニケーション活動を継続してまいりたいと考えています.原子力発電所については経営の最重要課題として規制基準への適合性はもとより,安全性・信頼性のさらなる向上のために自主的・継続的な取り組みを進めていきたいと考えています.
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