2014.5.11講演会の案内

安倍政権と改憲問題 ―集団的自衛権を中心に―

JSA福岡支部大会のあとに標題の講演会を開きます．要領は下記の通りです．ご関心のある方の多数の皆様のご来場を期待します．

記

日　時：2014年5月11日（日曜日）開場15:00　開始15:30〜17:00
場　所：大丸エルガーラ 6F 久留米大学・福岡サテライト（国体道路側入口より）
　　　　下図参照
講　演：「安倍政権と改憲問題―集団的自衛権を中心に―」
講演者：熊野直樹（九州大学・法学研究院・教授）
入場料：無料
（会場の都合で定員は８０名になりますが、事前申し込みは不要で先着順です）

【講演要旨】

秘密保護法案の強行可決や消費税引き上げを始め、安倍政権の暴走が止まりません。安倍政権は、改憲手続きを経ることなしに、なし崩し的に憲法を骨抜きししようとしています。その最たるものが、集団的自衛権行使の容認です。周知のようにこの集団的自衛権行使の容認は、岸信介政権を始め歴代の政府が一貫して憲法違反として表明してきたものです。その憲法違反の集団的自衛権の行使を一内閣の解釈変更と閣議決定だけで容認しようとしています。
憲法違反の行為を一政府が正式な改憲手続きを経ることなしに強行するこは、立憲主義の崩壊を意味します。現在、日本の立憲主義は深刻な危機に直面しています。安倍政権の下、日本の支配体制は法の支配から人の支配へと転換しようとしています。本講演では、これらの問題を取り上げ、検討していきたいと思います。