脱原発をめざす

4.17緊急シンポジウム

4.17緊急シンポジウム

福島第一原発で何が起きているのか

2011年3月11日,マグニチュード9.0の東日本大地震は,福島第一原子力発電所(福島第一原発)の数基の原子炉を破壊しました.しかし,壊したのはそれだけではありません.日本の原発の「安全神話」を完全に崩壊させてしまいました.日本では「原発の大事故は絶対に起きない」という「安全神話」のもとで原発を作り続けてきました.今回の福島第一原発の事故は,いったん事故が起きると,それがいとも簡単に制御不能となり破局へと突き進むことを立証したと言えるでしょう.原発がある限り,原発の重大事故は起こることを前提に,最悪の場合を想定してさまざまな防災対策が必要です.玄海原発から50kmの距離にあるここ福岡天神で,福島第一原発の事故から何を学び,また,何をするべきかを考えるために下記の要領で緊急にシンポジウムを開きます.放射線被ばくから身を守るためには,放射能や放射線に対する正しい知識も必要です.福島第一原発において今なお進行中の事態に関心をお持ちの方が多数参加されることを期待しています.



日 時:2011年4月17日(日曜日)午後3時〜6時
場 所:アクロス福岡5階(久留米大学天神サテライト)
内 容:
(1)「福島第一原発事故の経過からみえてくるもの」
   岡本良治(九州工業大学教授) 
                  レジュメ
    発表のpptファイル(改訂版)
(2)「原発事故時の緊急対策の要点はなにか」
   森 茂康(九州大学名誉教授) レジュメ
(3)「放射線は人体にどのように影響するか」
   本庄春雄(九州大学教授)   レジュメ
    発表のpptファイル
(4)討論

参加費:無料
主 催:日本科学者会議福岡支部
    核問題研究委員会
    福岡環境研究会
連絡先:日本科学者会議福岡支部事務局長
    小早川義尚 九州大学大学院理学研究院
    電話:092-642-3901
    E-mail: kbykwrcb@kyushu-u.org

<報告>
今回の緊急シンポジウムには,80席の椅子を準備した会場に200名近いの参加者がありましたが,床に座ることをことを考慮しても全員会場に入ることは無理と判断して,後からの2, 30名の方には,折角足を運んでいただいたにも係わらず,当日の資料をお渡しして,お帰り願うことになりました.大変申し訳ありませんでした.
上の講演内容のところに当日の発表に使われたパワーポイント(ppt)ファイルとレジュメをそれぞれリンクしていますので,ダウンロードしてご参考にしてください.
なお,この緊急シンポジウムについての様子がブログサイト「あんくるトム工房」で紹介されていますのでご覧ください.
http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/1158

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当日,久留米大学学生からの要請により会場で集めさせていただきました東日本大震災募金は,総額26,178円ありました.日本赤十字を通じて被災地に届けるとの報告がありました.ご協力有り難う御座いました.
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